TBSのドラマ「赤めだか」を見た。 一番よかったのは、立川志らくを演じた濱田岳だった。 たぶん本格的に落語をやっても上手いと思う。 全体的にもキャストが豪華だったけれども、本物の落語家が登場する一方で、 立川門下はみんな役者という、なんだかチグハ…

先日、初めてMRI検査を受けた。 結論から言うと何の異常もなかったからよかったが、ちょっとドキドキした。 そもそもは、裸眼のときにものが二重に見えるようになったので、心配になって 近所の眼科に行ったのだった。 そこで診てもらったが、眼球にも特に異…

新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動 (朝日新書)作者: 原田曜平出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/09/11メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見るオタク的なものが社会で受容されて市場が広がりました、という話をしている。 筆者は特に…

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/12/25メディア: 文庫購入: 84人 クリック: 1,493回この商品を含むブログ (721件) を見るもっと若い時に読んでいれば、今よりも感動できたかもしれな…

文・堺雅人 (文春文庫)作者: 堺雅人出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/07/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (19件) を見る俳優が書いたエッセイはあまり読んだことがないのだが、読みやすくて面白かった。 すらすら読めるように書くのは、なかなか…

トウ小平 (講談社現代新書)作者: エズラ.F・ヴォーゲル,橋爪大三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/11/19メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見るエズラ・ヴォーゲルの大著「トウ小平」を読む時間がない人のために、橋爪大三郎が インタビュア…

被差別のグルメ (新潮新書)作者: 上原善広出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/16メディア: 新書この商品を含むブログ (9件) を見る中上健次の影響なのか、同和地区のことを「路地」と書いており、そこがなんとなく 引っかかるのだが、それ以外は面白か…

水木しげるが亡くなった。 縁あって、四半世紀前に数回お目にかかったことがあった。 仕事場には、マンガの「ポワーン」という擬音がぴったり当てはまるような 雰囲気があった。 謹んでご冥福をお祈りします。 ↓ 水木しげるは、手塚治虫が手を付けていない分…

満願作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/03/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (94件) を見るうーむ、面白かったのだが、直木賞候補作品ということで期待しすぎていたせいか、 読後感はそれほどでもなかった。 米澤穂信の真骨頂は、や…

面白かった凄かった！ これは戦車の満漢全席や！ がっつり120分の長尺にもかかわらず、ダレ場は一切なし。 これを見ずして年を越すこと勿れ。 というわけで、ここからネタバレです。 ヒャッホー！ ネタバレだぜー！ ↓ 映画は優勝記念のエキシビジョンマッチ…

京都ぎらい (朝日新書)作者: 井上章一出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/09/11メディア: 新書この商品を含むブログ (43件) を見る面白かった。今年の新書で一番かもしれない。 京都市の中心部で生活している人々の差別意識を炙りだした怪著である。…

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2004/12/18メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 414回この商品を含むブログ (658件) を見る夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メ…

先日見た「アメトーーク！」の“銭湯大好き芸人”で、銭湯にあるサウナの 話があった。 私が西荻窪に住んでいたとき通っていたのは文化湯か天徳湯だったが、サウナは なかったと思う。 それはともかく、松山市の銭湯はほぼ壊滅状態だが、街なかでは寿湯がまだ…

昔からの伝統だと言われていることは、実はそれほど昔からではないのではない、 ということは、知的なものをちょっとかじった人ならば誰でも分かる事実だと思う。 安倍政権の後ろにいる日本会議は、昔からの伝統を表看板に掲げているが、昔と いうのは明治30…

さよなら妖精 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/06/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 254回この商品を含むブログ (283件) を見るあまりに苦い結末に、うう、といううめき声が出た。 映像化しようにも、どうにも持…

いつまでも若いと思うなよ (新潮新書)作者: 橋本治出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/10/16メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る老いを受け入れるのは難しい、という話である。 実際、私の自意識も20代ぐらいからほとんど変わっていない。 …

Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史2」、今回はヘタウマがテーマだった。 表現を、技術と情熱に分解してマトリックスを作ると 技術 ↑ A ｜ B ←−−＋−−→情熱 C ｜ D ↓Aがウマヘタ、Bがウマウマ、Cがヘタヘタ、Dがヘタウマになる。 欧米ではAかBしか評価し…

「昭和天皇実録」を読む (岩波新書)作者: 原武史出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/09/19メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見るおそらく素人が読んでもさっぱり面白くないであろう「昭和天皇実録」を ここまでスリリングに読み解いているの…