*[本]日本文学史序説

日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫)

日本文学史序説〈上〉 (ちくま学芸文庫)

日本文学史序説〈下〉 (ちくま学芸文庫)

日本文学史序説〈下〉 (ちくま学芸文庫)

こういう古典的な名著を若いときに読んでおけばよかったと思うが、
はたして若いときにちゃんと読めたかどうかは分からない。


ともかく、日本の文学史を古代から近代まで通して把握できたのは
ありがたいことだ。こうしたマッピングをするには、どれほどの
読書量が必要なのかと思うとめまいがする。


あとがきでも書いているとおり、本書は

日本の土着世界観が外部からの思想的挑戦に対して各時代に反応して
きた反応の系列を、それぞれの時代の社会的条件のもとで、その反応の
一形式としての文学を通じて確かめようとした

ものである。


儒教や仏教、あるいはキリスト教を補助線として、日本人がどのように
それを受け入れたか、変質させたか、あるいは全く受け入れなかった
のかを、残された文献から読み解こうとしている。
その視点にブレはなく、理系的な分析力があった。


著者は医学部卒でもあるからか、医者出身の文学者について語るときは
ちょっとノリがよくなっていたような気がした。



こうしたハイカルチャーの通史を知っておくと、現代のサブカルチャー
語るときにも便利なのではなかろうか、と思う。
たぶん大衆が求めるものは昔からほとんど変化していないのだろう。



私が読んだのは2009年の第8刷の文庫本なのだが、下巻の341ページ
後ろから7行目「彼がら」は「彼らが」の誤植ではなかろうか。
最新版では直っていると思うのだが念のため。

つるの剛士は、いわゆる「おバカタレント」としてブレイクしたそうだ。

そして「バカだけど日本のことを考えてみました」という新書まで出して

いる。

自称バカだが、芸能界で生き残れているのだからバカではなかろう。

 

とはいえ、親学に入れ込んでいたり日本会議的な考えに賛同したりと、

いい広告塔になっているのを見れば、本質的にはバカなのかもしれない。

 

なぜか彼の発言には「芸能人が政治に首を突っ込むな」みたいなクレームは

つかない。

それは、クレームをつける人がどのあたりにいるのかの証明になっている。

 

普通、自分でバカを名乗るのは謙遜の意味が多いのだが、つるの剛士

場合は極右思想を隠すために使っている。

本人がいい人そうなイメージだけに悪質だと思う。

*[マンガ]進め!ギガグリーン

 

 

進め!ギガグリーン (4) (ビッグコミックス)

進め!ギガグリーン (4) (ビッグコミックス)

 

 いつの間にか連載が終わっていた。

最終エピソードは、ちょっと社会人の働き方とかに傾きすぎていたかな。

ブコメ的なギャグが藤木俊の持ち味なのに、と思っていたら巻末の

おまけ4コマで詰め込んでいた。たぶんこれが本当にやりたかった

ことなんだろう。面白かったし。

 

 

でも、うまくやれたら「トクサツガガガ」みたいなドラマ化もあった

のではないか。ちょっと惜しい作品である。

 

前から言っているが、藤木俊の「はじめてのあく」はアニメに向いていると

思うのだが、どうだろうか。もう10年前のマンガだが、しっかりした話なので

面白くなるはず。

 

はじめてのあく 1 (少年サンデーコミックス)

はじめてのあく 1 (少年サンデーコミックス)

 

 

桜を見る会」の不正追及について、国家予算に比べたら少ない

金額で何を細かいことを、とか、もっと大事なことを議論すべきだ、

という意見があるようだ。

 

税金はその使いみちを基本的にはすべて納税者に説明しなければ

ならない。これは納得していただけるだろう。

そして100円のものを盗んでも100万円のものを盗んでも、罪は罪

である。法治国家であれば、万人に適応されるべきだ、という

ことも納得していただけるだろう。

 

桜を見る会」は税金を使って行われており、政治家が選挙民を

饗応した疑惑がある。税金の使いみちについて国会で議論するのは

当然である。金額の多寡は関係なく。

 

それを知らぬ存ぜぬで押し切ろうとするならば、現政権は法治国家

であることを放棄していると判断せざるを得ない。

もし何の問題もなければ、収支報告をして招待客のリストを提示

すべきであろう。

 

ただ、野党ははしゃぎすぎないように気をつけていただきたい。

あくまでも証拠を出しつつ、慎重に追い詰めていかなければ、

ネトウヨが暴れて世論をかきまわすだろう。

本屋に行ったら「鬼滅の刃」の単行本が売り切れている。

この田舎でもそうなのだから、都会ではどうなっているの

だろうか。こんな売れ方をするマンガは久しぶりに見た。

集英社は笑いが止まらないだろう。

それもこれもアニメのおかげではなかろうか。

菓子折りの一つも持って徳島に挨拶に行っているのかな。

安倍政権の情報操作を見ていると、一方では頑固な老人の開き直りが

あり、もう一方には学生の広告サークル的な軽薄さがある。

この2つがからまったのが「桜を見る会」の不祥事だろう。

 

問題を指摘されたら、公文書を廃棄して情報を隠蔽し、時間稼ぎを

して風化するのを待つ。この繰り返しで乗り切ってきた。

このあたりは自民党のお爺さんたちの傲慢さがよく出ている。

 

桜を見る会」で芸能人を多く呼んだのは、おそらく経産省あたり

から内閣府に出向してきた官僚の入れ知恵だろう。

こうすれば世間は騙せますよ、という広告屋の軽薄さである。

もう少し深謀遠慮というものがあればいいと思うが、だいたい

詰めが甘い。

 

 

経産省が主導してきたことで成功した事例って、どのくらあるの

だろうか? ほぼ失敗していると言っていいのではないか。

こうして国富を浪費していることに、財務省が黙っているのが

不思議でならない。

 

*[映画]Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆

火曜日のレイトショーで観客は7人。特典はもらえなかったので、土日に配り切った
のだろう。残念だ。


アニメ1期の前日譚とのことだが、ガチ勢ではないのでちょっとよく分からない
ところもあった。
それでも面白い作品だったと思う。氷や炎の表現も美しかった。
ちょっとだけ「アナと雪の女王」とかぶっているような気もしたが。


基本的にはエミリアとパックの二人芝居で、これほど濃密な関係は他のキャラクターが
入り込めないだろうと感じる。なのでスバルくんは今後どうなるのだろう、と2期が
心配になった。


「このすば 紅伝説」に続いて本作でも高橋李依が圧倒的な演技で活躍しており、
いまや乗りに乗っているという印象だ。
個人的には「女子高生の無駄使い」のマジメも良かった。