1年ぐらい前だったか、NHKの「笑わない数学」の虚数の回を見ていた。

高校生のときから全く理解できなかったし、番組を見てもよく飲み込めて

いないのだが、図解されるとぼんやりとイメージできた。

 

 

数直線があって、0を基準に右に行くほど数は大きくなり、左に行くほど

小さくなる。この数直線上にある数は実数である。

虚数は、この横に延びる数直線と直角に交わる軸に存在する、という図解

である。

 

 

ほほーん、となんとなく分かった気がしたが、これは政治的な立ち位置に

当てはめられるのでは、と思いついた。

 

 

右翼や左翼は実数の数直線上に存在する。

右翼は保守、左翼は革新とも呼ばれる。

ネトウヨは自称保守と思っているようだが、本当の保守ではない。

彼らは虚数なのである。

なので、実数ではなく虚数の数直線上に存在する。

自分のことを「右でも左でもない」というのは正しいのである。

 

 

というわけで、今後は彼らのことは保守ではなく別の呼び方にすべき

だろう。ネトウヨでもいいが、もっとうまい呼称がある気がする。

自分で思いつけないのが悔しい。

 

 

なお、理論上は虚数の数直線上にはネトウヨと反対の方向に延びて

いる政治的立ち位置もあるはずである。

ネトウヨはこれらをパヨクとかツイフェミと呼称しているようだが、

ポリコレというのが一番フィットしているのかもしれない。

 

 

いずれにせよ、我々は政治的な議論の立ち位置を、虚数の軸から

実数の軸に戻すべきではないかと思う。

もう20年ぐらい通っている町中華があって、去年建て替えてリニューアルオープンした。新装開店から二週間ぐらいしてから行ってみた。大混雑だった。

いつも食べていた鶏ソース焼き飯を注文した。

驚くほど味が落ちていた。

鶏ソースというのは甘酢ダレに漬けた唐揚げなのだが、衣がカチカチで明らかに揚げすぎだったし、炒飯はもっさりしていた。

オープンキッチンスタイルなので、調理している人は以前と変わらないのがわかる。

もしかしたら新しい厨房なので勝手が違っていたからかもしれない。

そう思ってしばらく行かずにいた。

 

 

昨日、4ヶ月ぶりぐらいに訪れてみた。

冬期メニューにあんかけラーメンがあるので、それを食べようと思ったのだ。

このあんかけラーメンは店の名前がついていて、看板商品だったはずだが、

新しい店のメニューには掲載されてなかった。

なぜか麻婆豆腐がやたらと推されており、もしかして味が改良されたのか、と

思って麻婆丼と汁なしあんかけラーメンのセットを注文した。

 

 

麻婆丼はずっと前に食べてダメだと思った味と変わりなかった。

こんなぼやけた麻婆豆腐を食べさせられて、あまりに悔しかったので翌日

自分で作ったぐらいだった。

新しいメニューには70円で激辛になると書いてあったが、ボケた味を辛く

してもおいしくはならんだろう。

 

 

汁なしあんかけラーメンも期待外れだった。

以前の看板ラーメンはひき肉とザーサイを炒めたものが入っていたが、

ザーサイが抜けていた。あのザーサイがよかったのに。

 

 

原材料の値上がりから、無料のキムチをなくしたり、全体的に100円

ぐらい値上げしているのは、まあいい。

店がきれいになるのと引き換えに、私が好きだった味は失われたのが

悲しい。

 

 

いつもなら会計時に餃子無料券をくれていたのだが、レジのバイトの子は

そんなそぶりも見せなかった。私がもう二度と来ないことを知っている

はずもないが、顔に出ていたのかもしれない。

 

*[映画]劇場版 SPY×FAMILY CODE:White

2日連続で映画を見に行った。サービスデーだったからだ。
平日の夕方の回で観客は7人ぐらい。
これも年末公開なのでもう1ヶ月以上経っている。


ゴジラと違って、これは面白かった。
ちゃんとターゲットを小学生に決めているから「ウンコの神様」
というのが出てくるわけだ。子どもたちは大喜びだっただろう。


大人から見ると、終盤でヨルさんが飛行機に乗り込むのは無理が
あるのだが、最後に家族全員で舵を回すシーンが必要だったので
しょうがないのだろう。



興行収入によっては夏休みや冬休みの定番映画になるのかも
しれない。期待していよう。

*[映画]ゴジラ -1.0

公開から一ヶ月以上経った平日のサービスデーで観客は6人ぐらい。


特撮も俳優の演技もすごかったのだけれど、肝心の脚本が‥‥。
2時間以内に収めなければならないので、いろいろ端折らなくては
ならないのは分かるのだが、ちょっと無理がないだろうか。


全米でも大ヒットしているみたいだから、単に私の好みに
合わなかっただけなのだろうな。


映画で描かれた、災害に対して政府も米軍も何もしてくれない、
という問いに対して、見た人はどう感じたのだろう。
批判だと思うか、自助努力だと思うのか。

1月3日に洗い物をしていて、マグカップを割ってしまった。

前にもマグカップを割ったことがあって、いつだろうとこの

ブログを検索したら、2019年1月だった。

そうか、このマグカップは5年使っていたのか、ということが

分かったのだが、新年早々がっくりである。

 

 

ちなみに2005年8月にはこんなことを書いている。

何の反響もなかったが、いま読むと面白い。

boaz.hatenablog.com

 

*[映画]青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない

平日のレイトショーで観客は6人。
チケットのQRコードをかざすとき、「ハイッ! 青春ブタ野郎、2番館です!」
と居酒屋みたいに言うのはやめてほしかった。


前回の「おでかけシスター」とは違って、今作はバッチリ思春期症候群が
発病していた。これこれ、こうでなくっちゃ、と見ていたが、なんだか
よく分からないまま終わってしまった。


なぜ平行世界から戻るために、小学生の桜島麻衣がいるのか。
なぜ梓川咲太の母は忘れていた彼を思い出したのか。
はっきりとした理由が一度見ただけでは読み取れなかった。
小説ではちゃんと書いてあるのだろうか? 



この作品の意図したテーマではないだろうが、主人公の状況を
考えると、ヤングケアラーの話でもあると思った。


心を病んだ母が入院し、父はその看病と仕事のために子供の
面倒を見られない。妹は引きこもっている。
彼女の世話をするために、高校生になった主人公は家のことを
一人でやらなければならない。


さらに思春期症候群による奇妙な事件を処理しなければ
ならないとなると、心が折れそうにもなるだろう。
クールな印象だが、今回は恋人を前に涙を流していた。


現実のヤングケアラーの前に桜島麻衣のような人は現れない
と思うが、この映画を通じて誰かの手が差し伸べられたら
いいなと思う。

*[映画]駒田蒸溜所へようこそ

サービスデーの午後7時からの回で観客は8人。

P.A.WORKS の十八番ともいえるお仕事アニメだった。
とても丁寧に作られていたしウィスキー作りの取材もきちんと
やっていたと思う。

ただ1点だけ気に入らなかったところがある。
ウェブライターの高橋というキャラクターだ。

おそらくウィスキーについてよく知らない観客を映画に
導入するために登場させたと思うが、仕事をする人間と
しては最低だ。ウェブライターはバカでもできるのか、
と誤解しそうである。

中盤に、主人公のテイスティングノートを見たことを
きっかけに、生まれ変わったように熱心に仕事に
取り組むようになるのも、彼の成長を表現するために
話を仕組んだような印象だった。
そもそも彼がなぜキレるのか、よくわからない。
自分が好きでもない仕事をしているからといって、
好きな仕事をしている人を責めるのは、言いがかり
ではないか。


このあたりは、P.A.WORKS のプロデューサーたちの
若者感が反映されているのだろうか。



これは家族の物語なのだから、もっと駒田家の人々に
焦点を絞るべきだったと思う。
その証拠に、後半になってくるとウェブライターの
存在はどんどん薄くなっていき、逆に主人公の兄が
重要な役割を担ってくる。


なのでウェブライター高橋はモブでもよかったし、
有能な女性ウェブライターにした方が物語がうまく
進んだのではなかろうか。


なぜ私がこんなに引っかかるかというと、この話に
恋愛は必要ないのに、欲張って入れたキャラクターが
ノイズを出しているように思えたからだ。


実際に映画の中で主人公とウェブライターがそういう
仲になることはなかったけれども、うっすらと恋愛を
におわせるような感じはあった。
最後の集合写真で、なぜお前も入っているのだ、と
イラッとしてしまったのだ。



決してつまらなくはないし、いい作品なのだが、
ウィスキーに例えるなら、余計な雑味が入って
いる映画だったと思う。