2015-01-01から1年間の記事一覧

Eテレで放送している「ニッポン戦後サブカルチャー史2」今回はニューリズムを 取り上げていた。 番組の流れでは、マンボやツイスト、ドドンパといった1950年代から60年代に かけて流行したリズムと日本人の身体性を結びつけており、面白かった。 60年代後半…

ねじの人々

ねじの人々 1 (裏少年サンデーコミックス)作者: 若木民喜出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/10/16メディア: コミックこの商品を含むブログ (2件) を見る中学生ぐらいから読んでも面白い哲学マンガだと思う。 単なる哲学概論ではなく、作者自身が考えてい…

ドラマ「下町ロケット」を見た。 面白かった。 前に唐沢寿明が社長を演じていた「ルーズベルト・ゲーム」とほぼ同じ パターンの話ではあるが、ついつい見てしまう。 善玉と悪玉がしっかり分かれているからだろう。 この両方のドラマに出演している立川談春が…

プリンス論

プリンス論 (新潮新書)作者: 西寺郷太出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/09/17メディア: 新書この商品を含むブログ (16件) を見る以前、私が好きなプリンスのアルバムを並べてみたことがあった。(◎) そのときからほとんど私のプリンス像は変化していな…

アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」が終わった。 私は大団円だと思って、いい作品だったという気持ちで見終えることができた のだが、いくつか不満もあった。 ネットでは、その不満が吹き荒れていたようで、その気持も分かるのである。 ひとつは…

昨日の「目の見えない人は世界をどう見ているのか」で書き忘れたことがあった。 この本に難波さんという盲人のエピソードとして 難波さんは、自宅でよくスパゲティを食べるのでレトルトのソースをまとめ買い しています。ソースにはミートソースやクリームソ…

目の見えない人は世界をどう見ているのか

目の見えない人は世界をどう見ているのか (光文社新書)作者: 伊藤亜紗出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/04/16メディア: 新書この商品を含むブログ (34件) を見るタイトルどおりのことを記述している本なのだが、目が見えないことを欠落 ではなく別の可能…

個人的な体験

個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1981/02/27メディア: ペーパーバック購入: 7人 クリック: 132回この商品を含むブログ (85件) を見るどう感想を書いたらいいのか分からない。 こういう小説は、読むべき時期…

ドラマ「掟上今日子の備忘録」を見た。 西尾維新原作で初の実写ドラマだそうだ。 アニメでは異常に饒舌な語り口が特徴だったが、実写ドラマではあまりそれを 感じなかった。 一般的な視聴者にとっては良いことだと思うが、ファンは物足りなかったの ではなか…

今日テレビを見ていたら、愛媛大学のCMが流れたので驚いた。 松山大学や、関西地方の私立大学は前からCMを打っているが、国立大学は珍しい のではないか。 おそらく、来年の春から学部が改組されて、新しく「社会共創学部」というのが できるので、そのPRの…

劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza

BS11の再放送でアニメ版全12話を初めて見て、途中から面白くなったので映画も 見に行った。原作のマンガは未読。 人工知能が自分の存在理由を発見するという、古典的かつ王道のSF作品で、そこに 軍艦の美少女化というギミックを加えて新しい作品に仕上げてい…

アニメ「落第騎士の英雄譚」と「学戦都市アスタリスク」の第1話の設定が あまりにも似ている、というツイートを読んだ。 (pic.twitter.com/4ETMnzFTKq) 最近のアニメ化されたラノベには、こういう話が多い。 ということは、思春期のオタク男子の願望に共通…

TSUTAYAが運営する図書館の図書の分類がめちゃくちゃで、本が探しにくい、 という話を読んだ。 (たしかhttp://togetter.com/li/881936) 図書館もそうだが、レンタルDVDの分類も前から気に入らない。 例えば洋画だと大まかに、ドラマ・アクション・SF・ホラ…

……なんか応援のコメントをいただいたので、ありがたいようなプレッシャーな ような、そんな感じです。 書けるネタがある日は書こう、というペースでやっていきたいと思います。 ↓ で、今日はEテレで「ニッポン戦後サブカルチャー史2」が始まったので、それ…

今日は台風みたいな天気で、10月とは思えないほど蒸し暑かった。 クルマを運転しているときに豪雨になって、初めてワイパーを最速にした。 そうしないと前が見えないほど雨が降った。 ↓ 昨日、書き忘れたが、大江健三郎の「万延元年のフットボール」は、手塚…

万延元年のフットボール

万延元年のフットボール (講談社文芸文庫)作者: 大江健三郎,加藤典洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 1988/04/04メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 97回この商品を含むブログ (107件) を見る名峰に登頂したような読後感があった。 そこから見る景色は、読ん…

有名人の結婚が独身の一般人に与えるインパクトは、メディアの発達に よって強くなっているのか、そうでもないのか。 これは、ファンの思い入れにもよるだろうから、簡単に比較できないと 思うのだが、ネットによって速く伝わるようになったことで、大きい …

フォルクスワーゲンがディーゼルエンジンのソフトを不正に操作していた事件。 あれはそんなに大騒ぎすることだったのだろうか。 欧米の車両全体の数%にも充たない数だし、誰も死んでいないのに。 そんなことを言うなら、原発だって直接的には誰も死んでない…

今期のアニメがだいたい終わった。 ダントツに面白かったのは「監獄学園」だった。 花澤香菜は、この作品をやったことで、もう何でもアリになるだろう。 演技の幅が広がったどころではない。 「干物妹!うまるちゃん」も良かった。 理由は何日か前に書いた。…

NHKの朝ドラ「まれ」が終わった。 このドラマが大好きな人には悪いが、私には合わなかった。 俳優は素晴らしく、中でも主役を演じた土屋太鳳はよくがんばったと思う。 が、脚本と演出が悪かった。 最高の素材を、素人が調理して台無しにした感じだ。 ↓ 私が…

「一億総○○」というスローガンが政府から出されるのは、いつからだろう? 戦後になって、一億総中流とか一億総白痴化といった言葉が流行したけれども、 これは民間から出てきた言葉だと思う。 安倍首相が自ら「一億総活躍社会」とか言い出したが、すごくキナ…

心が叫びたがってるんだ。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のスタッフが製作したアニメなので、 最後に泣けることを期待した人にとっては、あれ? と思うような終わり方だった。 でも、現実ってそんなもんだよね、といえばそんなものだ。 ネタバレしないように表現するの…

昨日の名探偵の話で、なんとなく言い足りなかったことがあった。 それは、国外で有名でなくても、国内ならたいていの人が知っている名探偵・刑事が いるかどうかが、文化のバロメーターになるのではないか、ということだ。 もし国外にも知られたキャラクター…