日本が豊かだったころってあったの? というツイートを見た。
おそらく若い人なのだろう。
あったのである。
日本が豊かだったとき、CMにはハリウッドスターが出ていた。
シルベスター・スタローンが伊藤ハムの、アーノルド・シュワルツェ
ネッガーがアリナミンVのCMに登場し話題になっていた。
その流れで今でも出演しているのは、サントリーBOSSのトミー・リー・
ジョーンズぐらいではなかろうか。
当時はインターネットなどなかったので、日本限定の放送で
自分のイメージを崩すことなく、巨額のギャラを稼いでいた。
たしか「ロスト・イン・トランスレーション」という映画も
ビル・マーレイが日本のCMに出演するスターを演じていた
と思う。
日本はもはやハリウッドスターに払えるギャラもなく、電通や
博報堂には面白いCMを作るクリエイターもいなくなった。
私が見る深夜アニメなどのCMでは、老婆のシミや排水溝の汚れが
大写しになっている。チューリッヒのお姉さんは15年ぐらい前から
変わっていない。
地上波のゴールデンタイムのCMはまだ質を維持しているかも
しれないが、この先はどうだろうか。
地方ローカルCMの方が、まだがんばっている感じがする。
そういえば、テレビCMが話題になって人気になった女性って
広告代理店は政治にがっつりからんで利権を貪っているので
テレビCMなどどうでもよくなったのだろうな。