Boaz2015-09-23

昨日の名探偵の話で、なんとなく言い足りなかったことがあった。


それは、国外で有名でなくても、国内ならたいていの人が知っている名探偵・刑事が
いるかどうかが、文化のバロメーターになるのではないか、ということだ。


もし国外にも知られたキャラクターがいるなら、それは優れたソフトパワーがあるという
ことになると思う。



別にミステリーに限らずとも、マンガやアニメのキャラクターでも構わない。
我が国のドラえもんは広く世界に知られているし、米国もバットマンスパイダーマン
など山ほどいる。
(もっともそれはハリウッド映画という強力な宣伝媒体があるからだが)


では、シンガポールや韓国はどうなのか。
経済的に豊かな国になったけれども、そのようなキャラクターを生み出せているのか
といえば、違うだろう。



すぐに役立つことばかり求めていたら、キャラクターを創る力も削がれてしまうのでは
ないか。


一見、無駄に思えるようなことの膨大な蓄積が、何かを生み出すのではないかと思う
のであります。