- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/09/05
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B級だけど面白い。
ベン・スティラーが悪役を演じているので、面白くないわけがないのだが、
たぶん米国人じゃないと笑いの半分も分からないと思う。
物語は「がんばれ!ベアーズ」とか「ベストキッド」と同じ型だから、最
初から分かっているんだけど、やっぱり見てしまう。
もうこのパターンはハリウッドではお手の物なのだろう。
(ただし、ドッジボールのルールがかなり違う。米国では本当にあんな
ルールなのだろうか?)
たぶん、日本の少年マンガにあたるものが、これらのスポ根映画なのだ。
日本には輸入されないけど、米国では毎週のように同じような映画が封切
られていて、あんまり頭の良くない人たちが楽しんでいるに違いない。
では、日本の芸人たちもこういう映画に出ればいいのでは、と思うのだが、
そういう伝統は森繁久弥の駅前シリーズや社長シリーズ、クレイジー・キ
ャッツの一連のシリーズで途切れてしまった。
「男はつらいよ」も、本当はそういうタイプの映画なのだが、いつの間に
か人情もののカテゴリーに入ってしまい、寅さんはあんまり下品なことが
できなくなっていった。
まあ、米国がやっているからといって日本も同じようなものを作らなけれ
ばならないわけではないので、別にどうでもいいのだが、若手の芸人の中
で、ベン・スティラーのようなタイプの人がいたら、その人の映画を見て
みたいものだ。