NHKの朝ドラ「おかえりモネ」が終わった。

東日本大震災の被災者とその周りに一石を投じた作品だったと思う。

通常の半年間の話数があったら、さらに奥行きがあるドラマになった

のではなかろうか。

 

 

脚本も俳優も演出も素晴らしかった。

私が一番印象に残ったのは、主人公の父親役の内野聖陽が、西島秀俊

相手に、被災地の子どもたちの未来を語る一人芝居だった。

あの演技は圧巻だった。

 

 

永瀬廉も将来すごくいい役者になりそうな予感がするイケメンだし、

モテない医者を完璧に演じきった坂口健太郎もよかった。

主人公の清原果耶は、ドラマの中ではほとんど感情を爆発させず、

なんというか高倉健のような佇まいだった。あの若さで。

一方、その妹役の蒔田彩珠には荒ぶる芝居を割り振られ、見ていて

辛かったのだがよく乗り切ったと思う。

 

 

主題歌もよかった。

どうでもいいが、BUMP OF CHICKEN藤原基央の結婚相手が、私の

推しだった亀井絵里であることが分かって、幸せになっただな、と

しみじみした。

 

 

ぜひギャラクシー賞を受賞してほしいドラマでした。