アニメ「スーパーカブ」で、中型免許取得1年未満なのに二人乗りをするシーンを
批判するバカがいたらしい。
ホンダの広報がそう言うのならまだ分かるが、フィクションの中の出来事なのに
正義面してクレームをつけるのはどうかしている。
朝日新聞の5月27日付(四国の朝刊)に、法哲学者の井上達夫のインタビューが
掲載されていた。東京オリンピックの開催の是非についてだったが、この記事の
中に
正義は、自己の権力欲や他者へのバッシングを合理化するイデオロギー
ではない。
という一文があった。
自分の好き嫌いを正義にすり替えてクレームをつけるバカに読み聞かせたい。
制作側も悪質なクレームに屈しているから、悪人がいちいちシートベルトを
つけたり、自転車の二人乗りができなくなって表現が痩せてしまうのだ。
物語の中の違法を賢しらに指摘するクレーマー以外だれが得をすると
いうのだろう。