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日経ビジネスオンラインで、若手社員を叱ったことがあるかどうか、
というアンケート結果が公開されていた。

お前ちょっと仕事舐めてねぇか？　という中堅社員と、なんか急に
発狂してるオッサンがいるんですけど、という若手社員の対立に
しようとしているが、問題はそういうことだろうか？　

あまりに非常識な若手社員がいることは事実だろうけど、それは
ほんの一部だろうし、そもそもそういう人を採用したのは誰か、
という話にもなろう。

一方、中堅社員の方も、なるべく相手を説得するように注意をして
いるものの、ほとんどそれが伝わらない徒労感があることも分かる。
ジェネレーションギャップというのはあまりにも異質だと思うから、
このようなアンケートをしたのだろうし。

↓

まず、企業は若手の失敗にどのくらい寛容か、ということも考慮し
なければならないだろう。これは会社によっても時代によっても違
うと思うが、このアンケートはそういう考察があっただろうか。

次に、ブラック企業と関連づけるのは雑すぎる。
若手にちょっときついことを言うと、あいつらはすぐブラック企業だ
とクレームをつける、という不満と、実際のブラック企業の業態は別
だろう。
若者の甘えと、違法な労働実態は峻別しなければならない。

↓

どうも日経は、ブラック企業というクレームを若者の甘えにしたい
らしいが、わざと論点をずらしてないか？　
そんなにスポンサー企業の広告が大事だったら、もっと堂々と企業
側の肩を持てばいいのに。