名前は忘れたが、マンガ家のおばさんが、飛行機の中でずっと泣いていた
赤ちゃんにブチ切れて、日航にクレームをつけた、という話題があった。
それを読んだときは、頭のおかしい人もいるものだ、と思ったのだが、
路線が松山発羽田着だったらしく、何度も乗ったことがあるので、ちょっ
と気になった。約80分のフライトである。
クレーマーのおばさんは、乳児を飛行機に乗せるべきではない、と言い
放ったらしい。
たしかに一理ある。
赤ちゃんを移動させずに、こちらから会いに行くという選択肢があるな
らば。
泣き止まない赤ちゃんを抱えた気の毒なお母さんは、どういう用事で
飛行機に乗らなければならなかったのか。
里帰りだったのか、冠婚葬祭だったのか、ともかく事情があったのだ
と思う。
(もし単なる観光だったら、お母さんに対する同情はちょっと減る)
相手にも何らかの事情があるのだろうと想像することは、それほど難しい
ことではない。
それができない人は、世界が自分を中心に回っていると考えているから
だろう。あまり近づきたくない人物だ。
赤ちゃんの泣き声を80分間ずっと聞かされるのは、たしかに苦痛だろう。
では、クレーマーのおばさんはイヤホンで機内放送を聴くようにしなか
ったのだろうか。原文を読んでいないので、試したかもしれないが。
こういう場合に備えて、耳栓を常備しておくのもいいかもしれない。
飛行機の設備を変えるよりも、ずっと安上がりだ。
スタンガンでクレーマーを気絶させるのが一番かもしれないが、起きた
ら大変なことになるだろうから無理だな。
↓
昔、雑誌の記事で読んだだけの知識だが、欧米には乳児用の睡眠導入剤が
普及していて、飛行機に乗る前に飲ませておくそうだ。
本当の話かどうかは分からないし、安全性が確認されていないので、日本
では認可されていないのかもしれない。
でも、2時間ぐっすり寝られる安全性のある薬が普及しているならば、こう
いうバカなおばさんもおとなしくしているのではないだろうか。