1年ぐらい前だったか、NHKの「笑わない数学」の虚数の回を見ていた。
高校生のときから全く理解できなかったし、番組を見てもよく飲み込めて
いないのだが、図解されるとぼんやりとイメージできた。
数直線があって、0を基準に右に行くほど数は大きくなり、左に行くほど
小さくなる。この数直線上にある数は実数である。
虚数は、この横に延びる数直線と直角に交わる軸に存在する、という図解
である。
ほほーん、となんとなく分かった気がしたが、これは政治的な立ち位置に
当てはめられるのでは、と思いついた。
右翼や左翼は実数の数直線上に存在する。
右翼は保守、左翼は革新とも呼ばれる。
ネトウヨは自称保守と思っているようだが、本当の保守ではない。
彼らは虚数なのである。
なので、実数ではなく虚数の数直線上に存在する。
自分のことを「右でも左でもない」というのは正しいのである。
というわけで、今後は彼らのことは保守ではなく別の呼び方にすべき
だろう。ネトウヨでもいいが、もっとうまい呼称がある気がする。
自分で思いつけないのが悔しい。
なお、理論上は虚数の数直線上にはネトウヨと反対の方向に延びて
いる政治的立ち位置もあるはずである。
ネトウヨはこれらをパヨクとかツイフェミと呼称しているようだが、
ポリコレというのが一番フィットしているのかもしれない。
いずれにせよ、我々は政治的な議論の立ち位置を、虚数の軸から
実数の軸に戻すべきではないかと思う。