Boaz2015-04-03

ネットで「それなら中国の属国になってもいいのか」と賢しらに
言う人がいる。


その発言をする人に、現在の日本は米国の属国である、という認識が
あるのかないのか、よくわからない。
なければかなり頭が悪い人だし、あったら米国の属国の方がまだマシだ、
と思っているのだろう。


で、反米でもあり反中でもある人は、核武装してどちらの属国でもない
真の独立国を目指そう、と考えるに違いない。
いまちょうど北朝鮮がそれをやっているところだ。



米国の属国になって良かったことは、外交と防衛以外の、ある程度の
自治が認められたことだろう。
そのおかげで、十分に金儲けに専心できたが、儲けすぎると怒られて
しまった。


では、中国の属国になったらどうなるだろうか。
チベットウイグル自治区のような扱いになるのかというと、中国
共産党もそこまでバカではないと思う。


というのも、日本に地下資源がほとんどない以上、日本人に働いて
もらった方が統治のコストが安く済むからである。


それとも、米軍が日本から撤退したら、たちどころに人民解放軍
海をわたってやってきて、日本人を皆殺しにするとでも言うのだろう
か。その根拠を教えてほしい。


なので、中国の属国になったとしても、カツアゲをする相手が代わる
だけではないか、と私は思う。
言論の自由も、日本人の手でなくそうとしているぐらいだし。



現在の問題は、人民解放軍の挑発ではなく、米国のジャパンハンドラーズと、
それに従う日本人(主に官僚)である。


で、米国ではジャパンハンドラーズが大勢を占めているわけではなく、
別の勢力もあるわけで、そちらに話を持って行って日本の国益を増す
ようにすべきなのだ。


ところが、日本の官僚や政治家は、米国に逆らうと全てが失われると
脅されているのか、自主的に日本を植民地にしようとしている。



日本に再び明治維新のような革命が起きるならば、まず攘夷運動のような
形で現れるだろう。
その意識は中国や北朝鮮や韓国に向いているが、それが米国やロシアに
向かわない理由はない。


吉田松陰なら、米国のジャパンハンドラーズや日本の売国官僚たちを
殺せ、と言うだろう。
さすがにそれを実行する人はいないだろうが、煽る人はいくらでも
出てくるような気がする。


米国も中国も、日本を追い詰めるとキレて暴走する、ということを
学習したはずだが、だんだん忘れていったようである。