初日のレイトショーで観客は80人ぐらいだったろうか。
雨の日でコロナ騒動のわりにはよく入っていたと思う。
特典の色紙は安原絵麻&久乃木愛でした。
映画は面白かったけど、これはすごい誰かに伝えねば、みたいな興奮は
なかった。
アニメ関係者が見ると、また違った感想になると思うけど、素人の観客と
しては、なんか物足りない印象があった。
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アニメ制作スタジオは、製作中の元請け企画がお蔵入りになってしまったら
すぐに困窮するものだったのか、という驚きがあった。
そして契約がガバガバなことも多いということも。
今回の悪役は「げー・ぺー・うー」という会社のプロデューサーだった。
あれはきっとモデルがあるのだろうけど、ビジネスマンとして酷すぎる。
宮森らが緋牡丹博徒になるのもよく分かる。
劇中アニメは、主人公たちが身を挺して子供たちを逃して終わる。
私は、アニメ製作者たちが、自分たちの世代を犠牲にして次の世代を育成
していこう、という決意のように思えた。
もしかしたらアニメ制作だけではなく、日本の現状まで広げてもいいかも
しれないが、それは穿ち過ぎかもしれない。
ともかく、じたばたと足掻かないことには何も始まらない、という前向きな
メッセージを受け取った。