NHKのドラマ「トクサツガガガ」を最終回まで見た。

最後の最後に宮内洋が出演しており、特撮愛を感じた。

 

主人公は母親と和解する雰囲気で終わっていたが、ああいう人は

絶対に自分の考えを曲げないので、娘の趣味を理解することは

ないだろう。

 

自分が娘に薦めたものをずっと拒否されてきたのだから赦して

あげよう、というロジックで母親を正当化していが、それは

おかしいのではないか。

だって、大人は強くて子供はかなわない、とさんざん言って

いるのだから。

 

結局、その手の人には他者が存在しないのである。

自分の好きなものは他人も好きなはずで、その逆も然り。

ましてや自分の子供なら自分と同じであるはず、と考えるから

周りを不幸にしてしまうのだ。

 

ある程度の知能を持っていれば、どこかで自分とは全く違う

考えを持つ人がたくさんいる、ということに気がつくと思う。

でも、同調圧力が強い社会だと、なかなかそうはならないの

かもしれない。

 

自分にとって不快な人間でも、社会のルールを守っている限りは

尊重しなければならない。仲良くする必要はないけれど、迫害

してはならない、ということを教えないといけないのでしょう。

 

 

私も子供のころに大事にしていたマンガを捨てられた。

今でも恨んでいる。

あのとき、親は私を心配してくれていたのだ……などと

考えたことはない。

知能の低い親のもとに生まれた不幸を嘆くのみである。