先日「探偵!ナイトスクープ」を見ていたら、部屋を片付けられない女が出ていた。
テレビはときどきこういう人を取材し、ゴミを片付けて帰っていくが、おそらく半年も
しないうちに元に戻るだろう。
私にとって一番不思議なのは、食べた後のものをその場に放置して平気なところだ。
それが堆積して、えらいことになるというのは子供にも分かると思うが、本人はケロッ
としてゴミの中で生活している。
こういう人々は、共通して脳に欠陥があるのではないかと思うのだが、別に本人が死ぬ
わけでもないし、せいぜい近所に迷惑をかけるぐらいだから、研究もされていない。
私は遺伝子レベルで何かおかしくなっていると確信しているが、科学のメスがそれを明
らかにしていないのは残念だ。
そもそも、片付けられない人は子供の頃からそうだったはずで、親が気づくはずだ。
もし親も同様に片付けられない人だった場合、ゴミ屋敷で成長するはずだが、彼らの両
親はどうだったんだろうか。
まともな人が一緒に生活していれば、悲惨なことになる前に何とかなっているので、ゴ
ミは堆積しないだろう。
ということは、脳に欠陥があり、かつ一人暮らしをしている人が、片付けられない部屋
に住むようになるのだ。
部屋を貸す側にとってみれば、片付けられない人かどうかを知りたいだろうが、人権に
関わることなので、うかつには訊ねられまい。
かくして、これからもゴミ屋敷はどんどん増えていくのだろう。
私も他人のことは言えない。
さすがに食べ物の残りカスが堆積することはないけれど、本やマンガがそこらじゅうに
あって片付いてないからだ。
私の母親が片付けられない人なので、その遺伝的欠陥を受け継いでいるのかもしれない。
幸い、本やマンガは腐らないので何とかなっているけれど、とてもお客さんを呼べる状
態ではない。困ったものである。