ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が終わった。
私は6回目ぐらいからしか見ていないのだが、それでも十分面白かった。
TSUTAYAで星野源の「恋」をレンタルしたぐらいだ。
青木えるかが週刊文春で誰かの言葉として引用していたが、2016年は
福山雅治から星野源にバトンタッチした年になるのではないか、と
あって、なるほどと思った。
「真田丸」の徳川秀忠役も似合っていたし、その音楽が「逃げ恥」でも
使われていて楽しかった。
来年も優れた仕事をしてくれる予感がする。
また、脚本も素晴らしかったと思う。
野木亜紀子は「重版出来」でもうまく脚色する人だと思ったが、今回も
みくりの妄想シーンなどで抜群の冴えを見せていた。
原作のマンガは読んでいないが、オリジナルの部分もうまくドラマに
はめ込んでいるのだろう。
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ところで、「逃げ恥」では主人公の津崎平匡という人が京大卒の
システムエンジニアで童貞、という設定になっている。
こういう人の大半は二次元の嫁を求めるものだが(←私の偏見である)、
ドラマを見る限り平匡さんにそういう気配はない。
では、平匡さんはどういうものに性欲をぶつけていたのだろうか。
パソコンの中に、どんなエロい動画が隠されているのか知りたかった。
まあ、女性誌に連載されたマンガが原作なので、そういうものは
排除されているのだろうけど。
さらに言えば、ドラマの平匡さんは優しくて理想的な男性のように
描かれているが、ならばなぜ平匡さんは今まで女性に放っておかれた
のだろうか。
彼の自尊感情の低さは、思春期に女性からひどい目に遭ったからだろう。
それと対称的なイケメンを登場させているのは上手いしバランスが
とれているけれど、星野源が非モテのアイコンになるかといえば
そうでもなかろう。
むしろその役割は星野源も出演するNHKのコント番組「LIFE」で
ドランクドラゴン塚地が担うものかもしれない。
そういうコントを見てみたいものだ。