Boaz2015-04-28

週刊少年サンデーの発行部数が40万部を切ったという。
長年サンデーを買ってきた私にとっては辛い出来事だ。


しかし、ここ数年の編集方針を見ると、部数が下がってもおかしくはない。
編集長は責任をとるべきだろう。



いったい何が悪いのだろう? 
そりゃ、面白いマンガを次から次へと連載できればいいけど、作家の数は
限られている。


サンデーはマガジンやジャンプと違って、比較的作家性を優先してきた。
それが裏目に出ているのかもしれない。


前にも書いたが、こっちに行けばベタだけど面白いに決っている王道ルートを
敢えて外して袋小路に突入していっている感じがする。


ベタだけど面白いもの=古典をどれだけ読んでいるか、というのを編集者は
問われているのかもしれない。


あと、メディアミックスの失敗か。
アニメ化したもので大ヒットしたものがほとんどない。
「キャプテンアース」とか「ささみさん@がんばらない」にページを割いて
いたけれど、もはや誰も憶えていない。


その一方で「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は別の雑誌で
マンガ化している。何やってんだ。



少子化や電子化で、週刊少年マンガ雑誌の部数はこれ以上伸びないことは
分かっている。
紙媒体のマンガ雑誌の寿命はどのくらいあるのか、不安なところもある。


それでも、マガジンやジャンプは200万部以上発行しているのだから、まだ
伸びしろはあるだろう。
せめて100万部の回復を目標としてほしい。


そのためには、一も二もなく、面白いマンガを作ることである。
付録を派手にしている場合ではない。


私にはどうも無能な人が人事権を握って、イノベーションを潰している
ような気がする。
小学館の役員の目は節穴なのかもしれない。