コミックナタリーに週刊少年サンデー編集長のインタビュー記事が

掲載されていた。

natalie.mu私は40年近くサンデーを購読してきたので、今の編集長になってから

内容が良くなってきたのは認めるけれども、まだまだ厳しいと思う。

 

そもそも、なぜ少年サンデーの編集体制がガタガタになってしまった

のか。その原因をはっきりさせないと、編集長が交代したとき、

同じことが起きるだろう。

「長年にわたる低迷の中で『サンデー』というマンガ編集部の

“風土”や“文化”と言うべきものが壊れ、失われてしまった」

と言っているが、低迷が原因ではなく、無能な人が編集長だった

からだとはっきり言うべきだった。

 

その詳細をいまの編集長語ることはできないと思うが、インタビュアーも

もっと突っ込んだ話をするべきだった。

例えば、久米田康治鈴木央がマガジンに移籍して大ヒットを飛ばして

いますが、なぜよそに行ってしまったのですか、とか。

 

ブランドということなら、いまのサンデーは三陽商会のようなもの

ではないか。もし「名探偵コナン」というバーバリーが終了して

しまったら経営破綻するだろう。

 

その点、ジャンプとマガジンはとにかく作品をアニメ化している。

アニメ化できる玉を持っているということでもあるが、サンデーは

そこができていない。

 

ここ2年ぐらいの新連載を見ても「葬送のフリーレン」ぐらいしか

当たりがない。ショートギャグが目立つということは、雑誌の軸が

弱いのである。

 

小学館に入社して編集者になれるのは、ものすごい倍率をくぐり

抜けた精鋭のはずだが、実は適当に面接していたのだろうか。

違うというなら、紙面で証明してほしい。