Boaz2015-04-19

少年サンデーでこないだ終了した女子アイスホッケーのマンガもそうだし、
もうすぐ終わりそうな感じがするフェンシングのマンガもそうなのだが、
どうも話が盛り上がらない。


キャラクターは練られていて面白いのに、物語が前に進んでいない感じだ。
少年マンガなのだから、そんなにひねらなくてもいいのではないか。


だって、少年ジャンプでヒットしたバスケやバレーのマンガなんかは、
一言でいうと高校生が全国大会を目指す、というだけの話である。
工夫しているのは、主人公たちとライバルのキャラクターだ。


そういうシンプルな物語は、骨格がしっかりしているので、話がブレない。
だからキャラクターがいろいろと動かせるわけである。


サンデーで連載していた女子アイスホッケーマンガもフェンシングマンガも、
失敗の原因は初期のチーム作りの段階でもたもたしていたからだ。
さっさと全国大会を目指して出場させなければ、読者は離れてしまう。


読者が欲しいのは、主人公が強くなっていく爽快感である。
サンデーよ、王道に戻ってくるべし。