Boaz2015-04-16

企業の社長や会長で、やたらとメディアに出ている人とそうでない人がいる。
ほとんどの人は、自分から出してくれと言っているわけではなく、向こうから
取材に来ているだけなのだろう。


ただ、出たがりとそうでない人はいる。
で、出たがりの人のキャラクターによって、企業のイメージはずいぶん変わる
ような気がする。


さらに言えば、出たがりの人はだいたいアクが強くて、周りで見ているぶんには
面白い。身近で働いている人にとってはたまったものではないだろうけど。


また、投資家にとって良い人と、消費者にとって良い人は別である。
投資家寄りの人がやたらとメディアに露出したら、普通の消費者はなんとなく
嫌な感じがする。
もしバッシングを受けたら、会社の業績にもダメージが出てくると思うが、
誰も注意できない。


いま、ブラック企業と言われている会社の社長・元社長の顔は何人かすぐに
出てくる。
では、良いイメージの社長といえば、誰だろうか? 
私はなんとなく任天堂の岩田社長を思い浮かべたのだが、実際はどうだか
分からない。


現実には、従業員も消費者もともに幸せにする人がいないので、良いイメージの
社長というのはあまり出てこないのだろう。


多くの社長は、経営者として胃の痛む毎日を過ごしているのに、気の毒なこと
である。


もしかしたら、良いイメージの社長はたいてい出たがりではない人なのかも
しれない。