Boaz2015-04-15

学生時代、社会の時間に「余暇の拡大」という言葉を聞いたことがある。
週休二日制にその成果が現れている。
が、いま完全週休二日制で、実際に社員が休めている企業はどのくらい
あるのだろう。



ある時代に、一日にできる仕事量が10だったとする。
技術革新や交通手段の発達で、一日かかっていた10の仕事量が、
なんと1時間でできるようになったとしよう。


企業は「10の仕事量ができたんだから、後の時間を好きにしていいよ」
と言うだろうか? 
逆に「じゃあ、もっと働いて生産性を上げてね(はぁと)」
とノルマを吊り上げて仕事をぶっ込んでくるはずだ。


なぜなら、金儲けの欲望に上限はないからだ。


生産性の基準が経営者の好きに決められるなら、放っておくと必ず
過労死するまで引き上げられる。
行政の仕事は、それに歯止めをかけることである。
いま全く逆のことをしているが。



ただ、もし余暇が拡大して多くのサラリーマンが週に3日ぐらい休む
ようになると、彼らが余暇を過ごすためにサービス業が忙しくなる。


そのサービス業に従事している人は、いったいいつ休めばいいのか。
サービス業にブラック企業が多いのは、一般企業のサラリーマンの
奴隷になっているからではないか。


ということは、サービス業に依存しない余暇の過ごし方が必要になる。
どうやってお金をかけずに暇つぶしするか、という問題だ。


バカバカしいようだが、研究したら面白いのではなかろうか。