アニメ「パンチライン」を見た。
いい意味でバカらしさが突き抜けていて面白い。
頭を空っぽにして楽しんでください、と差し出しつつも、裏でこっそり
複雑なからくりを忍ばせているような気がする。
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ちなみに「パンチライン」とは英語で「決めゼリフ」のことである。
話芸とかジョークのオチ、という意味もあるが、このアニメの場合は
パンチラに掛けているのだろう。
で、このアニメは、男はパンチラが大好きである、という前提で
作られており、確かに嫌いではないのだが、実際には慣れると
興奮しなくなるというものだ。
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パンチラで興奮するというメカニズムは、ちょっと入り組んでいる。
もしどんなパンチラでも興奮するのなら、おばちゃんのパンチラでも
いいということになるが、熟女好きでもない限り、そんなに嬉しくは
ないだろう。
あるいは、マネキンにパンツとミニスカートを穿かせて、人工的な
パンチラを作ったとしても、やはりそれほど嬉しくはあるまい。
ということは、男性は、あの娘は魅力的だなと思っている女性の
パンチラを見て初めて、興奮に至るのである。
(それは三次元でも二次元でも関係ない)
しかも、その興奮の度合いは初回が最も大きく、だんだん下降して
いく。
付き合った女性がパンツ一丁で目の前にいても、それだけではもう
興奮しないのである。
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逆に、女の側もパンチラを利用している。
もし絶対に下着を見せたくないのなら、スカートなど穿かないはずである。
パンチラを積極的に使えば、女の武器になる。
男の視線は、どうしてもそこに向けられてしまうからである。
見まいと努力しても、そのように意識することで、戦力が削がれてしまうのだ。
さらに言うならば、女は下着を見られても、実はそれほど恥ずかしくはない。
むしろ、自分に何の関係もない男にタダで見せた場合には、怒りすら覚えて
いるだろう。
パンチラは、ここぞというときに意中の男をコントロールするために使う
のである。
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おそらく、パンチラは後天的に学習するものであろう。
もし江戸時代の人にパンチラを見せたとしても、パンチラそのものでは
興奮しないだろうと思う。
そして、我々日本人の男性はマンガによって大量のパンチラを性的記号と
して刷り込まれている。
現実にパンチラを見ることは稀でも、マンガやアニメで浴びるように見て
いれば、興奮のトリガーになるのだ。
もしかしたら、日本のマンガのパンチラは、性的記号として極度に洗練
されているのかもしれない。
なので、外国ではパンチラというものの扱いがどうなっているのか、
ちょっと知りたいところである。