Boaz2014-12-27

テレビでらくらくスマホのCMを見て、そういえば、と思ったのだが、
アップルの iPhone は老人にも使いやすいのだろうか? 


私はスマホを持っていないから、使いやすさがどういうものなのか
よく分からないが、アップルはそもそも老人向けの製品を作っている
のだろうか。


おそらくアップルは、ユニバーサルデザインだから誰でも簡単に
使えますよ、と言うだろう。
で、半分ぐらいは本当だと思う。



そこで私が知りたいのは、米国の老人はそもそもスマホを使って
いるのだろうか、ということだ。
こればかりは、現地で生活している人でないと分からないだろう。


私は、あまり使っていないのではないかと予想する。
アップルとしては、老人向けの市場は無視してもかまわないレベル
なのではなかろうか。


というのも、米国の人口構成は、まだ若い世代が比較的多いからだ。
そして貧富の差が大きいので、貧乏な老人はスマホどころではない。
そういう市場に、開発費用を回すことは無意味だと判断していると
思う。



米国は、基本的に若者がイノベーションを起こしている。
なので、最初のユーザーは若者中心となるだろう。
そこから上の年齢層に市場を広げても、ついてこれない世代は無視
される。


米国で年老いることは、とてもしんどいのではないか。
それとも、ついていけないと判断した時点で、自分たちの世代の
カルチャーに引きこもってしまうのだろうか。


富裕層の老後は楽しそうだが、貧困層はそもそも老人になる前に
死んでいるのかもしれない。
それがグローバル化の成れの果てだとしたら、お断りだ。