ハロプロのアイドルたちのブログを読むと、最近の映画をよく見ている。
スケジュールの空き時間、寸暇を惜しむようにしているのだろうか。
話題作をパッと見に行けるのは、フットワークが軽いからだ。羨ましい。
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でも、若者は系統だてて映画を見ることはないようだ。
ビリー・ワイルダーの監督作を全部見るとか、スタローン主演のものを
コンプリートするとか、そういう見方は、映画オタクぐらいしかやらない。
別に研究者になるわけではないのだから、映画ぐらい好きな物を好きな
ように見ればいいのだが、そういう人たちの頭の中で、映画鑑賞の軸は
どうなっているのか知りたい。
もともと、そういうものは無いのだろうか。
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昔のハリウッド映画には、よく精神分析医に通うシーンがあった。
若いときから、なんで精神分析? と思っていて、今もよく分かっていない
のだが、最近のハリウッド映画でも登場するのだろうか?
米国で精神分析医に通えるのは、かなりお金を持っている人に限られている
はずで、観客もそういう層が多かったのではないか。
ウディ・アレンの映画なんかは、都市部のインテリしか見ていないような
気がするが、よく精神分析医が出ていた。
それはともかく、今思うと、自分の悩みをお金を払って聞いてもらう、と
いうのは、なんと孤独なのだろう。
日本だと鬱病になりそうな過酷な環境で働いていたのではなかろうか。
労働者階級だと、仲間と酒を飲んでウサを晴らすとか、スポーツの応援を
するとか、いろいろ発散する方法があると思うが、エリート層はそういう
楽しみがないようだ。
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ロバート・デ・ニーロ主演の「アナライズ・ミー」という作品が1999年に
製作されており、この頃はハリウッド映画でも精神分析医が普通に登場して
いたと思う。
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もしかしたら、精神分析医というのはインチキだというのがバレてしまい、
米国で激減したのだろうか。
あるいは、手軽な薬が市販されるようになったので、わざわざ行かなくても
よくなったのかもしれない。
米国の流行をすぐに真似する日本でも、精神分析医は定着しなかったように
思える。それとも、富裕層は気軽に利用しているのだろうか。