NHKの朝ドラ「マッサン」にちなんで、総務省家計調査の、都道府県庁所在地
および政令指定都市別の平成21年から23年の平均の資料から、ウィスキーの
消費量(数量ベース)を見てみる。
まずは上位10都市。
順位 | 都市 | 数量(ml) |
---|---|---|
1 | 青森市 | 2666 |
2 | 秋田市 | 1938 |
3 | 金沢市 | 1536 |
4 | 盛岡市 | 1513 |
5 | 千葉市 | 1479 |
6 | 前橋市 | 1476 |
7 | 甲府市 | 1369 |
8 | 奈良市 | 1284 |
9 | 山形市 | 1271 |
10 | 横浜市 | 1198 |
全国平均は873mlだった。
ということは、トップの青森市は平均の約3倍消費していることになる。
上位は寒い地方が多いのだが、札幌市は12位だった。
すすき野にあるニッカウヰスキーの看板が泣いておるぞ。
私が不思議に思ったのは、奈良市が8位にランクインしていることだ。
唯一の西日本だし、それほど寒いところでもない。謎である。
次に下位10都市。
順位 | 都市 | 数量(ml) |
---|---|---|
42 | 堺市 | 445 |
43 | 大分市 | 440 |
44 | 松山市 | 430 |
45 | 大津市 | 372 |
46 | 山口市 | 367 |
47 | 熊本市 | 259 |
48 | 津市 | 245 |
49 | 那覇市 | 238 |
50 | 鹿児島市 | 203 |
51 | 宮崎市 | 170 |
我が松山市はビリから8番目だった。ちょうど全国平均の半分の量である。
下位はすべて西日本で、九州地方が多い。これは焼酎が好まれているから
だろう。那覇市は泡盛だが、米軍基地内では大量にバーボンが消費されて
いると思う。
そうなると、やはり奈良があんなにウィスキーを飲んでいるのがますます
分からないのである。
ちなみに奈良市は清酒で25位、ビールで10位、焼酎で39位だった。
(いずれも数量ベース)
俗に“奈良に美味いものなし”という。
実際はそんなことはないと思うのだが、ウィスキーを鹿にでも飲ませている
のだろうか。