総務省の家計調査(平成21〜23年平均)による、全国主要都市および
政令指定都市のカップめんの消費量を見てみた。
上位10都市は以下のとおり。
順位 | 都市名 | 数量(g) |
---|---|---|
1 | 青森市 | 5,541 |
2 | 新潟市 | 4,392 |
3 | 秋田市 | 4,300 |
4 | 山形市 | 3,966 |
5 | 富山市 | 3,742 |
6 | 水戸市 | 3,683 |
7 | 仙台市 | 3,481 |
8 | 札幌市 | 3,466 |
9 | 福島市 | 3,451 |
10 | 盛岡市 | 3,435 |
全国平均は3120gだった。トップの青森市は平均の1.77倍である。
上位はほぼ東北・北陸である。豪雪地帯が多く含まれていることを
考えると、なかなか外出しにくいので買い置きのカップめんを食べて
いるのではなかろうか。
下位10都市は以下のとおり。
順位 | 都市名 | 数量(g) |
---|---|---|
42 | 千葉市 | 2,637 |
43 | 松江市 | 2,605 |
44 | 京都市 | 2,604 |
45 | 津市 | 2,594 |
46 | 和歌山市 | 2,560 |
47 | 名古屋市 | 2,495 |
48 | 高松市 | 2,460 |
49 | 宮崎市 | 2,424 |
50 | 那覇市 | 2,320 |
51 | 神戸市 | 2,160 |
独自の麺文化が発達しているところは、カップめんの消費が少ないの
だろうか。例えば那覇市は沖縄そば、高松市はうどん、名古屋市は
すがきやラーメンというように。
だが、上位の新潟市や山形市、札幌市にもご当地ラーメンがあり、
この仮説は疑わしい。
それにカップめんには焼きそばも含まれているだろうから、単純に
比較することはできない。
一番の謎は神戸市である。「中華めん」のカテゴリーでは全国13位なのに
どうしてカップめんだと最下位なのか。中華めんとは、いわゆる生めん
のことか。よく分からない。
ちなみに「即席めん」のカテゴリーでは、ぶっちぎりで鳥取市がトップ
だった。たぶん袋めんのことだと思うが、これも理由がよく分からない。
ケンミンショーでも見たら解決するだろうか。