- 作者: 鈴木伸元
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/05/30
- メディア: 新書
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加筆修正して新書にまとめたのだそうだ。
性犯罪のイメージとして、ムラムラしていて発作的にやってしまった、
というものがあるが、それは間違っているそうで、多くの場合、かなり
計画的なのだそうだ。
ターゲットを決めて、行動パターンを綿密に下調べして、実行できる
時間まで辛抱強く待つ。
ほとんどハンティングである。
実際にハンティングが普及すれば、性犯罪は減るのだろうか。
米国などのハンティングが普及している国と比較してみたら分かるの
かもしれない。
↓
本書では、服役している人や出所した人を取材して、どうしてこんな
酷いことをしたのか聞いている。
中には性犯罪依存症とでもいうべき人がいて、自分でもやめられない
のだという。
ちなみに、最初に登場するA受刑者は、30年の懲役刑を食らうほど
酷いことをした男だが、アダルトゲームなどは触れたこともないらしい。
それよりも、仕事などのストレスから性犯罪に走る場合が多いとのこと
である。
(ただ、アダルトビデオと同じことをしてみたい、という性犯罪も多い
という記載もあった)
子供の保護者ができることは、一人にさせないこと、行動パターンを
日によって変えること、ぐらいだろうか。
統計によると、下校する時刻が最も危険らしいので、地域で見守る
必要がある。
個人的には、性犯罪者は殺してもいいような気がするのだが、さすがに
短絡的な考えだろう。
なんとか性犯罪者を生まないような社会に近づけるしかない。