面白いほど詰め込める勉強法

この本のタイトルは編集者が勝手につけたのだそうで、確かにノウハウを
書いた本ではない。
いつもどおり、猫猫先生のウンチクをふむふむと読めばよろしい。


しかし、編集者はどうにかビジネス書のような体裁にしたかったらしく、
文中の重要だと判断したセンテンスを太字にしたり、参照すべき本の表紙
の図版を入れたりしている。
余計なことをしやがって、読みにくい。


どうしてこんな、編集者の言いなりになったような本が出たのだろう。
昔の猫猫先生なら、編集者とケンカして出すのをやめていた印象がある。
なのに新書を出すということは、金に困っているからだろうか。
要らぬ詮索だが、ちょっと気になってしまう。


巻末に「知の年表」という付録が載っていて、1946年から2012年までの
読むべき本のタイトルがずらりと並んでいる。
興味のあるものをぽつぽつ読んでいくだけで、普通の人は寿命が尽きる
のではなかろうか。
学者になるような人は、少年ジャンプを読むようなスピードで読めるの
だろうけど。



私が編集者なら、猫猫先生NHKの人形劇の本を依頼する。
きっとノリノリで書いてくれるだろう。