大阪的 「おもろいおばはん」は、こうしてつくられた (幻冬舎新書)
- 作者: 井上章一
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/11/30
- メディア: 新書
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ことがある。
大阪にはこの「シュッとしてる」人だってたくさんいるのに、全国的に
特に東日本では下品なイメージになっていることが多い。
私は四国の人間なので、大阪で生活したことはないけれど、東京の人が
いだいている関西の印象はわりと間違っているな、と思う。
というか、彼らは自分の身の回りが世界のすべてだと思っている。
そして残念ながら、この本がベストセラーになったとしても、彼らが
考えを改めることはないだろう。
それほど一極集中は進んでいるということか。
↓
大阪の人はみんな面白い話ができる、というのは、黒人がみんな
身体能力に優れているとかダンスがうまい、という偏見と同じ
だろう。
が、現実には大阪の人で芸人的なトークをする人が、そういうことが
苦手な大阪の人を貶めることもあるらしい。
吉本芸人がメディアで撒き散らしている毒に、地元の人たちも
苦しめられているのではなかろうか。
↓
とはいえ、その吉本芸人が使っていた言葉が、東京の言葉に取り
込まれているのも事実である。
「ヘタレ」とか「逆ギレ」などは、1990年代以降に首都圏で
流通するようになったと私は思っている。
誰か確認してほしい。
こうした芸人の語彙が全国に浸透していくことを、大阪の人たちは
どう思っているのか、ちょっと知りたいところだ。