私は小田嶋隆のコラムで初めて知ったのだが「戦争ラブな男とは
Hしない女の会」なるものができたのだそうだ。
バカじゃねーの、という感想しかない。
その団体に対する批判は、小田嶋隆のコラムに書いてあって、私も
同調する。
ていうか、そもそも「戦争ラブな男」がいたとして、そいつには必ず
性的なパートナーがいる、という前提でないと話が進まないはずだが、
モテない「戦争ラブな男」だっているだろう。
いや、むしろモテないから「戦争ラブ」になってしまう可能性だって
否定できない。
それに、セックスが他に代えがたいほど素晴らしいもの、という前提が
なければ、反戦運動の効果はないだろう。
いったい世の中にどのくらいセックスレスの夫婦がいるか、想像した
ことはあるのだろうか。
↓
おそらく、その団体がイメージしたのは「日曜はダメよ」という映画
なのではないか。
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物語である。
最終的に、主人公の娼婦はセックスストライキをして売春婦の元締めの
ヤクザに自分たちの権利を認めさせる、というストーリーだ。
娼婦を演じたメリナ・メルクーリは、後に国会議員になっている。
いま見るとフェミニズム臭がして耐えられないかもしれないが、公開時は
音楽とともにわりとヒットした。
とはいえ、50年以上前の映画である。
もしかしたら反「戦争ラブ」団体の人は、知らなかったのかもしれない。
だとしても、ぜひ見ていただいて、自分たちがやっていることを省みて
ほしい。