日経ビジネスオンラインの記事にコメント欄があるが、
日経新聞にふさわしい読者層の投稿でにぎわっている。
デザイナーが亡くなったのに、その扱いが小さいことを
嘆いていて、しみじみと良いコラムだった。
このときのコメント欄は、同じように和田誠を追悼する
人や、これから業績を追ってみます、みたいな好意的な
内容が多かった。
通常、政治的・社会的なコラムのときは、ネトウヨや
ネオリベたちが罵倒するコメントが多いのに、不思議と
そういう人は書き込んでいなかった。
↓
自分に理解できないものは無駄だと切り捨てたのだ。
せよ、あまり文化がお得意ではないようだ。
いや、文化資本が豊かでない環境に育って小金持ちになった
人がネオリベになる、というべきか。
芸術を楽しむ人を見るとルサンチマンが刺激されるのか
反知性的な攻撃をする。あるいはサブカルチャー好きな
オタクを見下す。
↓
いるだろうか? 俳優や作家でもいい。名前を言えるだろうか。
あれほど金持ちが多い国なのだから、そういう人材が出てきても
いいはずなのに、建国以来どうも縁がないようだ。
ネオリベは芸術を育てることができず、よそから買ってくれば
いいと思っているのだろう。
私はそういう人を貧しいと思う。