Boaz2014-01-25

テレビのニュースで、井の頭公園の池の水を30年ぶりに抜いて掃除をし、
中の生き物を出して、外来魚を除いて戻す、という作業を紹介していた。
池田清彦が聞いたら激怒しそうな話だ)


たしかこういう作業を「ぽんぬき」と言っていたと思うのだが、ググっても
囲碁ミニゲームしか出てこなかった。間違えて記憶していたのか。
私は、香川県満濃池の水を抜いて、中を掃除するとき、ニュースでそう
呼んでいたのをかすかに憶えているのだが。


それはともかく、あの大きな池の水を抜いて掃除をするのは大変だった
だろう。なんで真冬にやったのかというと、魚がおとなしいからか。


生態系をもとに戻す、という話だが、また誰かが外来魚を放流したら
同じことになってしまう。
井の頭公園をずっとパトロールするのは大変だから、そのうち外来魚を
放流することが正しいと妄信している人が持ってくるだろう。
何のためにそんなことをするのか分からないが。


東京は、ああいう大きな公園が街の中にいくつかあるのがいい。
松山は、松山城の周辺が公園になっているけれど、のっぺりとしていて
あまり面白くない。
道後公園も、整備されてつまらなくなってしまった。


都市部に大きな公園をつくることは、もう滅多にないだろう。
昔、公園を設計した人のセンスは優れていたと思う。
江戸時代の庭園がそのまま公園になっている場合もあるが、造園業の
水準は世界一だったのかもしれない。