大滝詠一の訃報が飛び込んで終わった2013年。
私はナイアガラーではなかったが、ラジオ番組でその膨大な知識に
触れさせてもらった。
心よりご冥福をお祈りします。
↓
私が使っている小さな冷蔵庫の一番下の段は野菜室だ。
そこにめんつゆを入れていたのだが、倒れて中味がこぼれてしまった。
期せずして冷蔵庫の中を掃除することになった。
その野菜室には9年前にデパートの中華街展で買ったピータンが入っていた。
本場中国のもので、アヒルの卵をアルカリ性の泥で包んで熟成させた食べ物
である。
強い硫黄の臭いがするので、食べる人を選ぶ食品だが、好きな人にはやみつき
になる味だ。
食べるきっかけを失ってからずっと見て見ぬふりをしてきたが、野菜室の
大掃除をきっかけに中を見てみることにした。
硬くなった泥をこそげ落とし、卵の殻を割ってみると、大きさが半分ぐらい
に縮んだ黒い塊があった。臭いを嗅いだが、もともと硫黄臭がするので、
腐っているかどうかが分からない。
が、ともかく食べるのは危険なので捨てることにした。
ちなみに英語でピータンは century egg とか hundred-year egg という
そうだ。100年経ったような感じだけれども、ちょっと言い過ぎではないか。
そういや、9年前に買ったピータンを食べて以来、松山で食べたことは
ないなぁ。そもそもメニューにピータンがあるようなところに行って
ない。
来年はせめてピータンを食べよう、と思ってこの一年のブログを締めさせて
いただきます。
この一年、ご愛読ありがとうございました。