■

NHKの朝ドラ「あまちゃん」での震災の描写は、思ったよりも淡々と
したものだった。原発事故も省略されていた。
そういうドラマではないので、さらっと話を進めていくのが正しい
のだろう。

ドラマでは、アキの親友のユイちゃんが北三陸鉄道に乗っているとき
に被災して九死に一生を得る。
そして線路を歩いて避難しているときに東京のアキと携帯で会話する。
もう怖くて東京には行けない、と言う。

ユイは修学旅行も怪我か病気で行っておらず、岩手県から出たことが
ない、という設定だ。
同じ宮藤官九郎のドラマ「木更津キャッツアイ」でも、岡田准一演じる
主人公は、一度も木更津から出たことがない、という設定だった。

宮藤官九郎は、地元から離れられない、という設定が好きみたいだが、
何か理由があるのだろうか。