藤子・F・不二雄のSF短編に「テレパ椎」というのがあって、人間の
考えがダダ漏れになったら、社会秩序は維持できないのではないか、と
いう考察がある。
ツイッターは、その「テレパ椎」みたいなものなのかもしれない。
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先日、更迭された復興庁の官僚が、なぜ匿名でつぶやかなければ
ならなかったのか。
暴言はさておき、こんなに理不尽な仕事をしている俺のことを、
誰か分かってくれ、という叫びだったのではないだろうか。
だからといって何を言ってもいいわけではないけれども、こういう
ストレスを発散する方法が何もなかったのか、という疑問もある。
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例えば、同僚と酒を飲んで愚痴をこぼし合う、という簡単なことも
できなかったのか。
・その官僚は酒が飲めなかったし、同僚はみんなライバルだから
心を許せる人がいなかった。
友だちと話をするのはどうか。
・夜中に呼び出されるような不規則な勤務なので、予定が立て
られない。
・守秘義務があるから、具体的なことが言えない。
……予想される反論を書いてみたが、実際はどうなのだろう。
下戸で趣味のない官僚は、どうやって鬱屈を発散しているのか。
ちょっと気の毒な気もする。
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でも、更迭された官僚が、酒を飲んで楽しく過ごしていたり、
愛人がいた事実が発覚したとしたら、同情の余地はないな。
何の根拠もない勘だが、こういうエリート臭のするメンタルは、
大都市の有名進学校で育まれていると思う。