うちはなかったのだが、子供の頃に友達の家に遊びに行くと、ドアノブや
電話やティッシュペーパーの箱にカバーがかかっていることがあった。
たいてい、ふわふわした生地で、花がらだったように思う。
ああいうのは1970年代後半から始まったように思うのだが、もっと前から
あっただろうか。
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で、現在はどうなのか。
よその家を訪問することが、ほぼなくなってしまったので、確かめること
ができないが、カバー文化はほぼ絶滅してしまったのではなかろうか。
おそらく、子供のときに「あれはないな」と思っていた女性が主婦になり、
カバー文化を葬り去ったのではあるまいか。
ちょうど、おばさんパーマがなくなったように。
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と思ってググってみると、なんといまでも普通に通販で売っている。
ということは、全国にけっこう需要があるのだ。
なんてこった。
さすがに電話カバーはないだろう。
なにしろ、昔の黒電話とは形状が違っているのだから、よほどの人で
ないと自作しないはずだ。
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あのカバー文化は、どこの誰が始めたのだろうか?
雑誌発祥であることは間違いないだろう。
なぜ、全国の主婦の心をつかんだのか、それが知りたい。