キュウリとしいたけ

今週見た「怒り新党」で、有吉はキュウリが嫌い、マツコは椎茸が嫌い、
と言い合っていた。
ちょっと面白かったので、家計調査を見てみた。
総務省家計調査の、都道府県庁所在地および政令指定都市別の平成21年から23年の平均)


椎茸は、干し椎茸と生椎茸に分かれていた。
(干し椎茸のみ平成16〜18年の平均)
まずは干し椎茸の上位10都市。

順位 都市名 数量(g)
1 大分市 254
2 宮崎市 245
3 北九州市 196
4 那覇市 191
5 佐賀市 188
5 鹿児島市 188
7 福岡市 169
8 奈良市 136
8 長崎市 136
10 仙台市 132
10 熊本市 132


全国平均は 104g だった。さすが大分県、全国平均の2.5倍である。
一村一品運動発祥の地で、干し椎茸も入っていたはず。
生産地に近いせいか、九州の都市が全て入っている。
九州人は椎茸の出汁が好きなのだろうか。


次は干し椎茸の下位10都市。

順位 都市名 数量(g)
40 甲府市 73
41 前橋市 70
41 大津市 70
43 さいたま市 65
44 山形市 64
45 水戸市 63
46 高知市 61
47 高松市 60
48 福島市 58
49 福井市 54


不思議と海無し県が多い。内陸部こそ干し椎茸を食べていると
思ったのだが。
福井県は、椎茸より昆布出汁を好むのか。謎だ。


では、生椎茸の上位10都市。

順位 都市名 数量(g)
1 秋田市 2,479
2 徳島市 2,342
3 金沢市 2,307
4 盛岡市 2,262
5 富山市 2,211
6 堺市 2,168
7 奈良市 2,146
8 広島市 2,132
9 前橋市 2,130
10 宇都宮市 2,109


全国平均は 1,756g だった。九州はゼロ。
出汁に使うのではなく、炊き込みご飯などの具材として
使われることが多いのだろうか。徳島の2位が気になる。


下位10都市は以下のとおり。

順位 都市名 数量(g)
42 宮崎市 1,586
43 松山市 1,567
44 長崎市 1,529
45 長野市 1,525
46 山形市 1,519
47 新潟市 1,495
48 仙台市 1,494
49 北九州市 1,434
50 福岡市 1,431
51 那覇市 797


那覇市がダントツに少ない。沖縄ではあまり流通していない
のかもしれない。
私を含め、子供のころは生椎茸が苦手な人が多いと思う。
なんかナメクジみたいだし。
今は平気で食べられるのだが、特に好きというわけでもない。



はい、では次はキュウリにいってみよう。
これは生鮮食品なので統計はひとつ。まず上位10都市。

順位 都市名 数量(g)
1 前橋市 11,268
2 山形市 10,752
3 長野市 10,678
4 盛岡市 10,640
5 さいたま市 10,585
6 熊本市 10,545
7 宇都宮市 10,542
8 新潟市 10,276
9 甲府市 10,233
10 東京都区部 10,078


全国平均は 8,524g 。
そういや、キュウリの生産日本一はどこだっけ? 
ググると1位は宮崎県だった。2位は群馬県、3位は福島県。(平成21年度)
キュウリがメインの料理というと、モロキュウとかか。
実は冷やし中華の具材で多く使われているとか。まさかね。


下位10都市は次のとおり。

順位 都市名 数量(g)
42 津市 7,469
43 大阪市 7,249
44 和歌山市 7,204
45 浜松市 7,166
46 岡山市 7,116
47 鳥取市 6,815
48 神戸市 6,750
49 高松市 6,406
50 山口市 6,231
51 那覇市 5,120


ほとんど西日本の都市である。キュウリは東日本の食べ物なの
だろうか。かっぱ巻きは関東で開発された寿司なのかな? 
どうもよく分からない。


ダージリン様なら知っているかもしれない。