Boaz2013-03-03

米国の民間医療保険は高額で、加入できない人はおちおち怪我も
病気もできない。あれほどサプリメントが発達し、異常な健康志向
なのはそのせいであるという。


では、米国の医療保険関係の会社に勤めている人は、何を考えている
のだろうか? 
たぶん、無駄な医療費を削減して社会に貢献していると本気で思って
いるに違いない。
そういうふうに考えなければ、良心を持った人ならとても仕事を続け
られないからだ。


地雷を作っている人たちも、同じようなロジックで自分の仕事を正当化
しているのだろう。
この地雷は、邪悪な敵の追撃を阻むための正義の武器であり、万が一
無辜の子供たちを殺傷するようなことがあるとしたら、製造した者では
なく、それを埋めた者に責任があるのだ、と。


私はまるでマイケル・ムーアのようなことを言っている。
胡散臭いと思われるかもしれない。
けれども、米国の医療保険会社はロビー活動を通じて、日本の保険制度
を関税障壁とみなして崩壊させようとしている。


そういう企業で働いている人は、他国の保険制度などどうでもいいと
考えているみたいで、そこがどうにも分からないのである。
もう十分儲けているはずなのに、なんでそこまでしなければならない
のだろうか。


米国の企業のトップは、基本的に大学院卒でないとなれない。
その教育課程で、何かが欠落しているように思えてならないのだが。
日本人で米国の大学院を卒業した人たちも、モラルなき専門バカに
なっているような気がする。
プラグマティズムというやつだろうか。