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BS朝日で「バビル2世」の再放送をしている。1970年代に製作された
アニメなので、いろんな意味で荒い。
（なお、当時松山ではテレ朝系がネットされていなかったので、私は
初見である）

原作は、はるか昔に読んだのだが、ほとんど忘れてしまった。
ただ、アニメ版よりもヨミ様の器が大きかったような気がする。

いちばん驚いたのはロデムである。
3つの下僕の黒豹で、何にでも変身できる能力があるやつだ。

最初の数話はふつうに黒豹のままで活躍していたのだが、6話ぐらい
からだろうか、バベルの塔にいるときに、何の説明もなく若い女性の
姿になっていた。
こういう女の子である。

えっ、この子だれ？　と思ったのだが、ふつうにロデムだった。

おそらく視聴率的に厳しかったので、いろいろテコ入れをした中の
ひとつだったのだろう。

それならそのままの姿で統一していればいいのに、彼女は何度も
黒豹に戻るのである。そのとき声優も女性から男性に変わる。
わけがわからなくなるのである。

他にもバビル2世が宇宙服のようなコスチュームを着て、変な飛行艇
に乗って闘っていたりするが、やはり現場が混乱していたのか、いつ
もの学生服でロプロスに乗っていたりもする。

ま、バビル2世も若い男の子だし、ロデムを美少女に変身させてあんな
ことやこんなことをしたいのも分かるのだが、当時の視聴者はどう感じて
いたのだろうか。

神谷明の声が格好いいのと、水木一郎の主題歌が素晴らしいので、ぜひ
見てほしい。作曲は菊池俊輔である。
あと、ポセイドンが登場したときの無敵感は異常。