Boaz2012-06-25

日本航空御巣鷹山で墜落事故を起こしたのが1985年。
何度も企業体質を問われ、危ないと言われていたが、経営破綻した
のが2010年。ざっと25年間かかっている。


当時、世界最悪の航空機事故を起こしたものの、日航は潰れること
はなかった。
事故を起こすたびにいちいち会社が潰れていては、航空事業など
やっていけないことは分かるのだが、日航の経営陣はそれほど反省
していなかったように見える。


一方、東電である。
私は企業体質が日本航空とかなり似ているような気がする。
2011年に最悪の原子力事故を起こしているが、やはり反省している
ようには見えない。


国有化するという話も立ち消えになり、東電は「ちょっとした事故」
を起こしたけど、もうすぐ復活できるよ、とでも考えているようだ。
みんなが忘れたころに、また原発を作ろう、と思っているのかもしれ
ない。


金融機関も、公的基金を全額返済して、ゼロ金利による利益を貪り
食っている。預金者に還元など考えもしないだろう。
欧米の金融機関も同様だ。


なんかおかしくないか? という素朴な疑問は、日本ではおとなしい
デモなどに向かうが、イスラム圏ではテロに向かう。


昔は日本の新左翼が大企業を爆破したりしたものだが、最近はそう
いうテロ活動も全くなくなった。
オウムのおかげで公安が気を引き締めたからかもしれない。


もし、福島の絶望した人が東電に対してテロ行為に及んだとしたら、
世間はどう思うだろうか? 
死刑になることを覚悟して、東電の経営者たちを次々に殺していった
としたら、メディアはどのくらいはしゃぐだろうか。