Boaz2012-06-24

NHKスペシャル「知られざる大英博物館」のエジプト文明編を見た。
かなり昔に大英博物館を訪れたことがあるが、広すぎて半日以上
費やした。今となっては、有名なロゼッタストーンぐらいしか記憶
にない。


この番組では、エジプト文明の庶民の姿が最近の研究によって明ら
かにされたことを紹介している。
かつてはピラミッド建設に従事させられる奴隷、というイメージだ
ったが、そうではなく、わりとまともな食事をして、恋愛もすると
いう、現代人と重なる部分の多い生活をしていたらしい。


考えてみれば当たり前のことだ。
なぜなら、人類の身体は少なくとも10万年前から同じだからである。


同じハードでソフトだけ入れ替えて使っており、ハードのスペック
もようやく解析が進んできている、という状態なのである。


なので、21世紀の技術文明がいかに優れていようとも、昔の人が
バカだったと思うのは間違いである。
数学的な天才は、たぶんどんな時代でも現れており、その人が計算
したものが暦や建築などに使われたとしても不思議ではない。


もし人類を超える知能が出現するとしたら、いまのハードよりも
優れたスペックを持った生き物であるはずだ。
遺伝子操作をして大脳が進化したとか、外部装置にリンクできる
ようになるとか、そういう変化が無い限り、人類は同じようなこ
とを繰り返すのだろう。