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コロコロコミックは少年サンデーよりも売れているらしい。
ということは、コロコロコミックで仕事をしていた編集者は、
少年サンデーの編集者に対して強くものが言える、ということ
である。

どうもここ1年ぐらいの少年サンデーは、コロコロコミックから
テコ入れにやってきた編集者が企画をゴリ押しして、ことごと
く失敗しているような気がする。
（あくまで私の勝手な想像だが）

具体的には、「ポケットモンスターReBURST」とか「小悪魔王伝　
戦コレ！」だ。
小学生の読者は拾えず、中学生の読者にも飽きられているように
見える。
私はオッサンなので、ターゲットからは完全に外れているが、作
品として面白くない。

おそらく、読者の年齢層を少し下げて新しい購買層を獲得する
ことと、ゲームと連動させてマンガを読まない読者もゲットし
よう、という計算があるのだろう。

実際、ゲームやおもちゃの連動でコロコロコミックは大きく伸び
たのであり、その方法論は間違っていないと思うのだが、マンガ
としてのクオリティが低いのである。
コロコロコミックの読者は騙せても、オッサンにはちょっと……
という感じだ。

ゲッサンでスタートしたあだち充のマンガが評判になり、次号でも
掲載する騒ぎになっている。今週の少年サンデーでも再録されて
いた。

読者が何を求めているかは、これで答が出ていると思うのだが。