調理障害

たまたま2chの「嫁のメシがまずい」というまとめスレッドを見た。(
私は独身なので嫁はいないのだが、書いてあることに共感できた。
というのも、嫁ではなく母のメシがまずいからである。


メシがまずいとはどういう現象か。
1) レシピ通りに作らず、妙なアレンジを加える
2) 味見をしない。しても味が分からない
3) そもそも基本的な調理ができないし、覚えようともしない


例えば私が中学生ぐらいのときに、牛乳でマカロニを茹でたものを
出され(塩も入れず)、グラタンだ、と言い張られたことがある。
おそらく牛乳を買いすぎて賞味期限切れになったので作ったのだろう。
生煮えのマカロニを噛みしめると涙が出そうになった。


このことを本人に指摘すると、逆切れして大変なことになる。
別に人格を否定しているわけではなく、単に料理を丁寧に基本通りに
作ってほしい、というお願いをしているわけだが、話し合いにはなら
ない。


なので、私は進学で上京してからは基本的に自炊して、実家に戻って
からも母の料理を食べていない。お袋の味、というのもない。
兄や父と、母の料理がいかにまずかったかで盛り上がったことが何度
もある。


スレッドのまとめによると、女性の9割以上はまともな食事を作れる
か、作れるようになるそうだ。
私の母の年齢から考えて、このように味覚と調理に問題のある女性は、
ずっと昔から数%の割合で存在していたのだろう。


これは痴呆の一種ではなかろうかと考えたこともあったが、おそらく
学歴などとは関係ないと思われ、調理障害(Cooking Disorder)とでも
名付けるべき病気なのではなかろうか。


マンガやアニメでは、料理のできない子が萌えポイントとして描かれる
が、実際に嫁や母がそうだと、そのダメージは計り知れない。


若いリア充には、自分の彼女がどのくらい料理ができるのかを確認して
おくことをお勧めする。
でないと、残業して帰りの牛丼屋が楽しみになる結婚生活が待っている
だろう。