漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル)

漫画家本vol.14 高橋留美子本 (少年サンデーコミックススペシャル)

 

 高橋留美子本を読んだ。

インタビュアーのせいか、もう少し突っ込んだ話を読んでみたかった。

私は世代的に「うる星やつら」と「めぞん一刻」にどっぷりはまった

読者で、それ以降の長編作品も読んではいるものの、「うる星」ほど

夢中になったわけではない。

 

高橋留美子の凄みは、長編作品ごとにそういう夢中になった世代を

作り続けていることだ。思春期の少年少女の心をがっつり掴む力が

ものすごく強い。まさに天才である。

 

いま連載している「MAO」でも、読者を夢中にさせるのだろう。

編集者に「鬼滅の刃」みたいなのを、と言われたかどうかは分から

ないが、どこかで意識しているような気がする。

 

誰か高橋留美子吾峠呼世晴の対談を組んでくれないものだろうか。

いま絶対に読みたいのはそれだと思うのだが。