高橋留美子本を読んだ。
インタビュアーのせいか、もう少し突っ込んだ話を読んでみたかった。
私は世代的に「うる星やつら」と「めぞん一刻」にどっぷりはまった
読者で、それ以降の長編作品も読んではいるものの、「うる星」ほど
夢中になったわけではない。
高橋留美子の凄みは、長編作品ごとにそういう夢中になった世代を
作り続けていることだ。思春期の少年少女の心をがっつり掴む力が
ものすごく強い。まさに天才である。
いま連載している「MAO」でも、読者を夢中にさせるのだろう。
編集者に「鬼滅の刃」みたいなのを、と言われたかどうかは分から
ないが、どこかで意識しているような気がする。
誰か高橋留美子と吾峠呼世晴の対談を組んでくれないものだろうか。
いま絶対に読みたいのはそれだと思うのだが。