マンガ「3月のライオン」の9巻を読んでいたら、高校の合格祝いに、
晩ご飯に好きなものばかり作ってくれる話があった。
ちなみにメニューは山盛りの唐揚げと茄子のグラタンとマカロニ
サラダ、そして小さいおむすびとガーリックトースト。
はて、私には作ってもらったらうれしいメニューはあるだろうか?
……無いな。
いや、カレーとかラーメンとか好きだから、そういうものを出して
くれたらうれしいのだけれど、お祝いに出てくる家庭料理、という
ものが自分には欠落しているのだ。
さっきの「3月のライオン」の献立は、毎日お姉ちゃんが作って
くれる晩ご飯があって、その中から特に好きなものを一気に出して
みました、という流れがあるから感動するのである。
だからファミレスなどで同じものを食べても、その気持ちは味わえ
ないだろう。
おいしい家庭料理が食べられる人は幸せである。
「3月のライオン」の主人公は、それを身を持って知っている。
うらやましい。
ついでに書くと、受験勉強のとき鍋焼きうどんを差し入れてくれる
エピソードもあるが、これもフィクションの中だけだろうと思って
いる。実際にそんなことをしてもらった人は存在しないはずだ。(泣)