原油の価格が史上最高値を更新したというニュースがあって、投機関係のお金が
流入しているからだとかいう解説がある。
そのあたりの難しい話はよく分からないのだが、原油の値段というのはもともと
あってないようなものだから、いま高いと思っていても、それが続くとなると慣
れてしまうのではないか。
いま、原油高で大変だ、という人々は、原油の価格が値上がり前の値段でずっと
変わらないと思っていたのだろうか。
人類史上、もっとも贅沢な生活をしているにもかかわらず、これが永遠に続くと
思っている方がおめでたいような気がする。
エネルギーをガンガン消費して快適な生活ができる時代は、どうやら終わりつつ
ある、と予想するべきなのではないかと。
かといって、それ以前の生活に戻りましょう、と偉そうに言うこともできない。
だって、このブログだってパソコンを使って書いているわけだし、電力が安定
供給されているのは、石油や原子力のおかげなのだから。
便利な生活にお金がかかるのは当たり前である。
資源の値段が上がれば、製品の値段も上がって当然だ。
問題は、どうやって経済的なクラッシュを回避して、生活をシュリンクさせて
いくか、ということだと思う。
なので、先進国の多くで少子化問題が起こっているのは、実は適性なことでは
ないかと思うのです。
人間が減れば、それだけ使われるエネルギーも減るわけだから。
地球の環境に負荷をかけないようにするには、時間をかけて人類がいなくなる
のが一番だろう。
300年ぐらいで、いまの人口を五分の一ぐらいにすれば楽になるんじゃないかな、
と。
