雑誌だったかネットだった、どういう媒体で読んだのかも
忘れてしまったが、坂本龍一のインタビューで妙に記憶に
残っているものがあった。
ニューヨークで娘の授業参観に出席したとき、担任の先生が
「じゃあ一緒にあの歌をうたいましょう」
と子どもたちみんなで歌った曲が全く聞いたことがないもの
だった。
自分はそれなりに米国のポピュラー音楽を聞いてきたと思って
いたが、まだまだだった、と愕然とした、という話だ。
うろ覚えなので細部は違っているかもしれないが、だいだい
こんな感じだと思う。
おそらく日本でいう「みんなのうた」的な楽曲だろうと思う。
ヒットチャートには載ってないけれど、子どもたちはだいたい
知っている歌だろう。
あるいは「アンパンマンのマーチ」みたいなアニメソングかも
しれない。
この人はどれだけ貪欲にあらゆる音楽を吸収していたのだろう、
と驚いたから記憶に残っていたのかな。