Boaz2014-04-05

Wikipedia で「校歌」の項目を見ると、中国や韓国にも同様の概念が
あるらしい。
英語版を見たら、英米にも校歌があり、カナダやスリランカなど英連邦圏が
多いような気がする。


ただ、欧米は主に大学で唄われるのではないかと思われ、全国津津浦浦の
小中高にだいたい存在するのは日本だけなのではないか、という気がする。
根拠はないが。



日本全国の校歌に詳しい人はきっといるはずだが、あまり多くないだろう。
ふつうの人は、転校を繰り返したとしても、記憶している校歌は10曲を
下回ると思う。
高校野球が大好きな人は、それよりも多く校歌を知っているかもしれないが。


校歌は、だいたい同じように聞こえる。
歌詞もメロディも、ある法則に従っているようだ。
校歌業界というものがあるとしたら、どうしても似たようなものになって
しまい、その業界の作詞家・作曲家は、作る喜びがあまりないのではないか。


それに、たいていは自分の学校の校歌しか知らないわけだから、よその
校歌と聴き比べることもしないだろう。
誰か音楽史的に調べた人はいるのだろうか? 



私は小中高の校歌をどのくらい記憶しているだろうか。
頭の中で思い出してみる。
高校の校歌は、歌詞に一部不明瞭なところがあるが、1番はだいたい
再現できた。
中学は、冒頭の部分は思い出せるが、最後までいかない。
小学校は、メロディはいけたが歌詞は半分以上忘れている。


だが、卒業してからほとんど唄ったことがないにしては上出来だ。
繰り返し歌わされたので脳に刻み込まれているのだろう。
思春期の記憶、おそるべし。


ところで、親になった人は、自分の子供の通う学校の校歌を唄える
のだろうか。参観日ぐらいしか行かないと、ぼんやりとした印象しか
ないのではないか。
それはそれでいいのだけれど。