Wikipedia で「校歌」の項目を見ると、中国や韓国にも同様の概念が
あるらしい。
英語版を見たら、英米にも校歌があり、カナダやスリランカなど英連邦圏が
多いような気がする。
ただ、欧米は主に大学で唄われるのではないかと思われ、全国津津浦浦の
小中高にだいたい存在するのは日本だけなのではないか、という気がする。
根拠はないが。
↓
日本全国の校歌に詳しい人はきっといるはずだが、あまり多くないだろう。
ふつうの人は、転校を繰り返したとしても、記憶している校歌は10曲を
下回ると思う。
高校野球が大好きな人は、それよりも多く校歌を知っているかもしれないが。
校歌は、だいたい同じように聞こえる。
歌詞もメロディも、ある法則に従っているようだ。
校歌業界というものがあるとしたら、どうしても似たようなものになって
しまい、その業界の作詞家・作曲家は、作る喜びがあまりないのではないか。
それに、たいていは自分の学校の校歌しか知らないわけだから、よその
校歌と聴き比べることもしないだろう。
誰か音楽史的に調べた人はいるのだろうか?
↓
私は小中高の校歌をどのくらい記憶しているだろうか。
頭の中で思い出してみる。
高校の校歌は、歌詞に一部不明瞭なところがあるが、1番はだいたい
再現できた。
中学は、冒頭の部分は思い出せるが、最後までいかない。
小学校は、メロディはいけたが歌詞は半分以上忘れている。
だが、卒業してからほとんど唄ったことがないにしては上出来だ。
繰り返し歌わされたので脳に刻み込まれているのだろう。
思春期の記憶、おそるべし。
ところで、親になった人は、自分の子供の通う学校の校歌を唄える
のだろうか。参観日ぐらいしか行かないと、ぼんやりとした印象しか
ないのではないか。
それはそれでいいのだけれど。