大坂なおみ選手が全仏オープンの試合後のインタビューをやらないと

発言し罰金をとられ大会を棄権した。

私は基本的に大坂なおみを是とする立場であるが、記者との質疑応答

でなくとも、SNSでコメントを義務づける、ぐらいの落とし所があった

のではないか、とも思っている。

 

とはいえ、オリンピックにもからめての話だが、さすがにスポーツに

金が入り込みすぎじゃね? と思う。

超人的な活躍をする人が何十億円も稼ぐことは、はたして良いこと

なのか、ということを考えてもいいのではないか。

大金に翻弄されるスポーツ選手は被害者とも言えるのではないか、と。

 

数千万円以上のお金は、個人にとってはあまり意味がないと聞いた

ことがある。大金をうまく使うのは別の才能が必要で、普通の人は

金に食われてしまうのだそうだ。

 

そもそもスポーツ選手は何十億も欲しいのだろうか。

くれると言われるからもらっているだけではなかろうか。

 

 

日本には、スポーツを題材にしたマンガがたくさんある。

少年マンガ誌で連載されているものが多いせいか、たいていは

高校生の全国大会が大きな舞台となる。

 

それに関連して思ったのは、高校生やそれ以下のスポーツ競技の

全国大会がある国は、どのくらいあるのだろう、ということだ。

インターハイという言葉があるぐらいだから、英語圏では盛ん

なのかもしれないが、高校野球のような狂った形ではあるまい。

 

私には、高校生で燃え尽きるのが美しいのだ、という妙な価値観が

底流にあるような気がしてならない。

(大学生の体育会を題材にしたマンガって、すごく少ないのではないか。

なぜなら多くの読者は高校でスポーツをやめてしまうから。

そしてプロのスポーツを題材にしたマンガは多いような気がする。)

 

 

暴論を述べるなら、高校生の全国大会をやめてしまえばいい。

スポーツを本格的にやるのは大学生から、ということにしたら、

燃え尽きることも怪我をすることもなく過ごせるだろう。

 

そして一生続けられるスポーツをやる人を増やした方が厚労省

喜ぶのではないか。

 

少なくとも、小中学生の全国大会は禁止すべきであると思う

のだが、どうだろうか。