Boaz2014-07-24

高校野球の夏の地方大会3回戦で、愛媛の済美高校が4-1で東温高校に敗れた。
済美高校のエース安楽は泣いていた。彼の夏は終わった。


私は途中から試合をテレビで見ていたが、東温高校のピッチャーは打たせて
捕るタイプで、ストレートが120kmぐらいの軟投派だった。
焦って打ち上げてアウトをとられるパターンが多かったように見えた。


一方の安楽投手は150km近くの豪速球を投げる本格派で、全国的にも話題の
ピッチャーだった。
しかし、失投を見逃さず、うまく得点にからめた東温高校が一枚上手だった
と言える。


今大会では、今治西高校も負けたし、甲子園に行くであろうと思われた学校が
途中で姿を消すことが多い。
一方、なぜか我が母校がベスト8にまで勝ち進んでいる。珍しい。



こんな猛暑のなか、野球をやっているというだけですごいと思う。
テレビで見る限り、坊っちゃんスタジアムの外野席に観客は誰もいなかった。
応援の高校生たちも、座っているだけで辛そうだ。


普通は、こんなクソ暑い時期にスポーツをするのはやめよう、という国民的な
合意ができるはずである。
だが日本は逆だ。


こういう妙な生真面目さが多数派を占めているあいだは、日本の製品や
サービスの品質が低下することはないと思う。


いつか、暑いのに野球なんてやめよーぜ、という声が多数派になったとき、
日本は普通の国になれるのかもしれない。